ひさしぶりにひとつ作品ができた。
題名は「ルイ・ブラン通り5番地」。
作品としてはギャラリー(画廊)だが、店のかたちは荻須高徳氏の油絵「ビリヤード屋」からそっくりそのままいただいた。全体の雰囲気もだいたいは荻須絵に準じたが、店内はジュルジュ・デ・キリコの絵画にあるような、非現実的ムードを醸すよう心がけ、荻須絵でありながら同時にシュールレアリズム風な味付けに仕上げた。
そこまでは意図した通りだったが、全体の着色は、もっとセザンヌ風に、雑に、生き生きと描きたかった。だが結局は 今回もただの写実絵になってしまい、反省している。
でも、まあいいんじゃないか…。
2012年5月28日