「20年前の写真」

 去年の暮れ、伊藤誠一ちゃんが「ニコレットの居酒屋」を制作中だった2006年に撮った写真をドッサリ送ってくれた。
 下がその一枚。
 左から伊藤ちゃん、よしだともひこ氏、芳賀の3人と、画面右はしにチラッと小生のカミさんが映っている。(伊藤ちゃんは模型界の有名人、よしだ氏はこの作品の小物制作担当者、そして真ん中に禁煙補助剤ニコレットのテレビCM用作品が。)
 この日は納入日の前日で、そのためよしだ氏が、彼がつくった小物類、すなわち食器や、鍋カマ、ヤカンや、品書きのビラなどをごっそり持ってきてくれ、朝までかかってそれらをならべねばならなかった。
 見ればわかるように作品はまだぜんぜんできていない。
 時刻は夕方6時ごろで、このあと彼らが手伝ってくれて、それら小物類をしかるべき位置にならべた。つまりカウンターの上に食器や調味料をならべ、壁に品書きメニューのビラを貼って、などの作業を、3人で深夜までかかって取り組み、日付のかわるころ、ふたりはお帰りになった。それからは朝までかかって、こんどはわたしがひとりで残りの部分をダーッと仕上げ、作品はぎりぎりセーフで完成。朝5時に引き取りの車がやってきて二子玉川の撮影スタジオへと運ばれていった。
 それから少し酒を飲み2時間ばかり寝ただろうか。それでも9時には飛び起きて、大急ぎでわたしも二子玉へとむかった。月曜日の居酒屋、火曜日の居酒屋と、曜日ごとに撮りたいので、それにあわせて食器類(小物類)をチェンジしてほしいという撮影監督からのご要望があったからだ。なので当日現場でそれらに付きあっていたら、けっきょくこの日も深夜になり、二子玉から家までタクシーで帰った記憶がある。
 いまから考えると、この2006年ころが一番いそがしかった。この年は催事や個展も多かったし、テレビ出演も多かった。
 さて、今年はどんな年になるのやら‥。