「新総裁誕生 !」

 今週の話題はなんと言っても自民党の総裁選騒動だった。そして高市早苗新総裁の誕生、これにつきますね。
 小生は一応高市派なので今回の結果には大満足し、先週から今週にかけてUチューブ番組を見まくってしまった。
 それでなのだが、彼女のしゃべり方が総裁選の告示前と告示後とでは微妙に変化していることに気がついた。実を言うとわたしは彼女のあの芝居がかったしゃべりがどうも好きになれず困っていた。要所要所にドスのきいた声色を使い、突然の愛想笑いや急に混ざる関西弁、等々。ついでに言うと眉毛のメイクが濃過ぎることも非常に気になっていた。それら芝居臭満点の彼女の特徴が、総裁選の告示日以降だいぶん抑えられ、眉毛のメイクも告示前に比べ明らかに薄くなった。ドスのきいたフレーズが減り、愛想笑いも減って、スピーチ全体がかなり聞きやすくなっていたのだ。
 今回の高市派の勝因は、麻生派の議員票の流れのことや、ステマ問題における小泉派の失速や、岸田派の内部分裂のことなど、いろいろ言われているようだが、結局は高市早苗本人のスピーチ力の、その力の差だったのではないかと、わたしはそう考えている。
 「これからは働いて、働いて、働いて、働きぬく…」
 という、彼女の力強い勝利者演説のあとで、石破茂がノコノコ出てきて、ほんの5分ほどしゃべったが、はなしはいつのまにかネチネチと自分の内閣の自慢話となり、哀れを誘った。