8月11日「トーキングヘッズ叢書」(TH Series)No.103号が発売になった。
最新号『幻郷の花嫁』では「現実と異界との橋渡しをするような、妖しく魅惑的な存在が紡ぎ出すさまざまな物語を特集。古来からの伝説をはじめ、小説やマンガ、映画、アート、音楽など、多様な視点からそれらを紹介し、そこに秘められたものを解題します」—–という内容だそうだ。
——-ぜひお求めください。アトリエサードの発行で、もちろんAmazonでも買えます。(1,650円)。
今号における「はがいちようの世界」では「BAINS/2月のパリ」という作品を紹介させていただいた。下の写真。(この暑いさなか凍えるような2月の情景で申し訳ない)。
BAINSはバンと読み浴槽(複数形)の意味。つまり風呂屋(銭湯)のことだ。パリには多くの風呂屋が存在するが、わたしは本作を含めて計3点の風呂屋作品をつくった。本作以外では「トルネ通りの風呂屋」と「ピエールの荷馬車」があるが、今から27年前に、一番はじめにつくった風呂屋作品が本作「BAINS/2月のパリ」である。
