9月10日ごろジオラマ界のレジェンド金子辰也氏からジオラマ作品展「カモメ」(9/21〜9/30)の案内状が届いた。届いた時点では体調がいまいちだったが、以前金子さんと会ったとき、必ず行くと約束した覚えがあり、まあ、最終日の30日までには、まともに歩けるようになるだろうと思っていた。
で、結局、最終日の昼前に、どうにか会場に辿り着くことができた。
これは術後はじめての外出で、ウェストにはコルセットを巻き、準備万端整えて家を出ると、途端にパラパラッと雨が来た。調べると台風の影響らしく、くじけそうになったが、かまわず山手線で原宿へと向かう。駅に着くと雨は止み、そこからはタクシーで会場へ。
ギャラリーの扉を開けたのは午前11時過ぎだった。金子さんはまだ来ていないだろうと思っていたら、すでに彼は数名の客としゃべっていた。壁ぎわには(株)タミヤなどから贈られた祝花が10鉢ほど並び、さすが金子さんである。最終日だというのに会場はもう十分に賑わっていた。
肝心の作品だが、海とカモメとボートをモチーフにした明るく爽やかな新作が10点ほど並んでいた。見ていて気持ちのいい、いかにも金子さんらしい作品ばかりであった。
当日は、できるだけバイデン歩きにならぬよう十分に気をつけていたが、ギャラリーの入り口に洒落た階段があり、帰りにそこで少しよろけてしまった。
——残念 !