こないだ根津で、渋クラ(渋谷クラフト倶楽部)の例会があり、その放課後会(?)へ顔を出した。午後5時半、指定の居酒屋へ出向くとみなさんもうおそろいで、小生はタカちゃん(タカタニトシアキ氏)の隣に座った。彼は1998年にボクの教室に初参加したというふるい生徒だ。
その日その居酒屋でなにをしゃべったかはまったく覚えていないが、飲みはじめて一時間ほどたったころ、とつぜんタカちゃんがわたしの目の前にスマホをかざし「ほら‥」と言って、なにやら数枚の写真を見せ、あっというまにそれを引っ込めてしまった、そのことだけは強烈に覚えている。そのときチラ見させられた写真があまりにも衝撃的だったので、その一瞬だけ酔いが覚めてしまったのだ。
「もう一回見せてよ‥」
当然せがんだが、はぐらかされた。
しかし後日メールにて、ぜひ再びあの写真を見たいので送って欲しいと、まじめに頼んだところ、下の写真を送ってくれた。写真は、未完成ながら、今から28年前に小生がつくった「木造機関庫」にまるでそっくりな、タカちゃんの機関庫である。
彼は、1995年にわたしが執筆した「80分の1/木造機関庫制作記」を熟読した上で図面も拙著から引用し、現在この機関庫を制作中とのことなので、本日、ここに紹介させていただいた。とはいうものの、なにしろまだ未完成なので不十分な箇所も多く、したがって飲み屋では、小生に対し「チラ見」だけを許し、「ガン見」されることを避けたのだろう、すぐにスマホを引っ込めてしまい、あんまりバッチリとは見せてくれなかった。
しかし本日改めてよく見たら実によくできています。
——–おめでとう!!!
この件、新しい情報が入り次第またお知らせいたします。