むかしつくった倉庫作品「ジュール通りのガラクタ置き場」を、倉庫から引っ張り出してきて、リフォームしはじめたってことは、以前ここに書いた。
まずは作品のカバーを外して捨ててしまい、新しいものにつくりかえた。(カバーの色や表面の仕上げの方法が以前から気に入らなかったので)。それから手前に大きく出っ張った石畳を外し、その下の台座も外し、台座を新しくつくりかえた。(やはり色や厚みやその他もろもろが気に入らなかったので)。また石畳の表面には新たな凸凹加工を施し、着色したうえで、新しい台座のうえに置いた。
本当は、この大きく出っ張った石畳をやめにして、普通のアートインボックスのようなフラットな作品につくりかえたかった。なので今回、出っ張りのない平らな石畳を敢えてつくってあわせてみたら、残念ながらまったく似合わなかった。仕方なく全体形状は以前のまま、ものの置き方のみを徹底的に再構築するしかなかった。
すなわちペンキの缶や、刷毛や、木箱などの小物類を20個以上追加で制作してつけ加え、正面入り口の上部にはスポットライトを一本設置しだ。そういった仕事をするときには、石畳のうえに置いてあったいろんなものたちをいったんぜんぶ取り外さねばならず、それがけっこう厄介だった。
とまあ、外部に関しては、これ(下の写真)でだいたいおしまいだが、以前と比べりゃだいぶんよくなったと自画自賛している。
しかし内部造作(倉庫の内部)に関しては、これからはじめるところなので、月末の有楽町展までにしあがるかどうか‥わからない。