自由が丘教室の白石和良さんが、暮れの29日、午後6時ごろ、私のスタジオで突然倒れました。あとでわかったことですが脳内出血でした。ただちに救急車で東十条の病院へ担ぎ込まれ、白石さんは今もこの病院に入院しています。幸い出血はすでに止まり、生命の危機は去り、しゃべることも考えることもできますが、残念ながら彼の体の左半分がほとんど動きません。
当初はまことに痛々しい状態で、面会は歓迎していない様子でした。ひとには知らせてほしくないとつぶやいていました。
それから約一か月がたち、体のほうは相変わらずですが、表情はぐっと明るくなりました。ときどき笑顔も見られるようになりました。直近に見舞った折には「みんなの顔を見ると嬉しい。元気が出る。」という言葉を聞くことが出来ましたので、このタイミングで、彼の状況を、みなさんにお知らせした次第です。
その日もそうであったように、彼はしょっちゅう私のスタジオにいましたし、私のエキシビションの折にはよく手伝ってくれましたので、彼のことを知っている読者は多いと思います。一度見舞いたいという方がいらっしゃれば連絡をください。今は東十条の「明理会中央病院」に居ますが、近々病院を移ると聞いていますので。
2017年2月5日