うちのクラブの有名人田山まゆみさんは作家名〝ままや〟として「工房ままや」を主宰したり、ときどき宮沢賢治がらみの造形作品をつくったりしている。
そのままやさんが今度本を書いた。
その本を現生徒の白石和良さんが西荻窪の「ニヒル牛」で買って来て
「これ、面白い本ですよ」
と言いながら見せてくれた。
題名は「ままやーどフィールドノート」。
そう言われちゃ読まないわけにはゆかず、借りて読んで驚いた。
架空の国の小さな島、自然豊かな「ままやーど島」を舞台に、年齢性別不詳の主人公ビスコと、ビスコを取り巻く人々を、みずみずしい文章と珠玉のエピソードで紡いだファンタジーである。ピース又吉も真っ青という内容だ。
全240ページ。定価2000円。限定たった5冊。
ぜひ読むべし。
2015年7月26日