自由が丘教室に佐藤耕作という生徒がいる。その佐藤さんが去年の暮れに完成させた「午後の鹿骨」と題する、教室での課題作を持ってきて見せてくれたことがあった。あまりにも素晴らしい出来栄えだったので、当欄で紹介したいと申し出ると、下の一文とともに写真を送ってくれた。
——以下佐藤メール。
先生の教室に通わせていただいて初めての作品となる「午後の鹿骨」をなんとか完成することができました。記念に写真を撮りましたので送らせていただきます。教室では、今まで使ったことのない真鍮や木材の加工を教えていただいてとても刺激的でした。早く目が覚めた時など出勤前に作業する時もあるのですが、作品のことが気になってしまい通勤電車の中で作業のイメージトレーニングをすることもありました(笑)。いま取り組んでいる「あるマンガ家の住居」も地道に作業していきたいと思います。
佐藤さんは秋田出身の40代、現在船橋に住んでいる。一年ほど前からぼくの教室に通うようになり初めてつくったのがこの作品だというのだからスゴイ実力である。他にも数名の生徒さんが同題の作品を完成させていて、以前菅井和美という方の作品を紹介したことがあった(2014,10,5日付)。
ちなみに、それらぼくの教室の生徒氏らの作品を集めた大規模な生徒展が2月8日から有楽町の交通会館で開催されます。近場になったらまた詳しくご案内いたしますが、もちろん佐藤さんの作品も出品する予定ですので、どうかご期待ください。
2015年1月17日