前回は「作兵衛展」搬入(12日)のこと、までだった。
その翌日、こんどは山ちゃん(山下浩氏)らと宮城県石巻の萬画館へとむかい、トキワ荘の大掃除を決行、もう腰痛なんてかまっちゃらんネーのだ!
以前は二階に展示してあったトキワ荘だが、このたび一階へ移ることになり、これに伴う大掃除。長年にわたってふりそそいだ埃(ほこり)を取り除き、切れちゃった電球のタマを取っ替え、取れちゃった瓦をくっつけて、切れちゃった簾(すだれ)を修理し、エトセトラ、エトセトラ…。なにしろ萬画館は石巻のシンボルのひとつ。復興の象徴ってことで巨額の 予算が注入され、全館あげての大々リフォームの真っ最中だった。
そしてこの23日、めでたくリニューアルオープンを果たした。
(去年11月に再オープンしているので今度が再々オープンである。)
http://www.man-bow.com/manga/
一年前はボロボロだった石巻も萬画館もすっかりきれいになって、見るものすべてがピッカピカ。これぞ復興の槌音か!?
近況②「石の家の見学会」
萬画館から帰った翌日が「作兵衛展」の初日だった。
午後2時からの式典にちょこっと顔を出し、その足で今度はお台場へ。
ゆりかもめ「テレコムセンター」で下車し、歩5分でフジテレビの湾岸スタジオに到着、一階に旧作「石の家」が置いてある。通常は関係者以外立ち入り禁止だが、この日はテレビ局のおとりはからいによって特別に見学を許された。うちのクラブの面々25名とともにゾロゾロっと入場し、「石の家」とのご対面。はじめて見る人も多く、だだっ広いホールに一斉にシャッター音が鳴り響いた。
(下の写真。)
トキワ荘と違ってこっちは分厚いアクリルのカバーに覆われ、塵(ちり)や埃(ほこり)は完全シャッタアウト。4年ぶりに見たが、まったくどこも壊れていなかった。
ちなみに本作は、フジの名物テレビドラマ「北の国から」の主人公が暮らした家のレプリカである。当日はこの番組のスタッフだった梅田正則氏から、じきじきの解説をたまわり、一同大満足。氏はそのあとの酒席へもご同行くださり、番組制作にまつわる深~いはなしをもご披露してくれた。
2013年3月23日