奥川作品のこと

 今週は毎日「ドールハウスの世界展」会場(横浜高島屋8階)につめている。
 今回この会場に、ぼくは計13点の作品を出品しているが、ぼくの他にもさまざまな作家さんたちがさまざまな作品を展示している。中でも奥川泰弘さんの作品がスゴイ。下がその写真である。
 ご覧の通りこれはドールハウスというよりもプラモデルのジオラマだ。だがひと目見たとたん目が点になることうけあいだ。実は彼の作品はDOOZY MODELWORKSという名前でイエローサブマリン「芳賀コーナー」の隣の棚にも置いてあり、かねがね気にはなっていた。その奥川さんと今回はじめて会場でお会いし、はなしを聞くことができた。
 現在彼は47才。今年の春までの12年間なんと横浜でセブンイレブンをやっていたという。ところが数年前、近くに大型スーパーが出来たことから売り上げが激減し、仕方なく店をたたみ、模型の仕事をはじめたそうだ。まさに拙者とそっくり。
 しかし、はじめたばっかりだというのに彼はもうイエサブに自分のコーナーを持ち、アマモ(アーマーモデリング誌)でバーンと紹介され、静岡のホビーショーやワンフェスや、そしてこのたびのドールハウスショーにまで顔を出しヤル気マンマン、着々と地歩を固めつつあるのだから、たいしたもんである。
 そんな奥川さんの作品を見ることができる「ドールハウスの世界展」。8月8日までやってます。ぜひご来場を…。
 ちなみに縮尺は24分の1だそう。

“http://www.doozymodelworks.com/”
“http://doozymodelworks.blogspot.com/”

2011年8月7日