こないだ閉幕した「芳賀一洋&渋谷クラフト倶楽部展」に参加した倶楽部員たちの作品が下のURLにアップされている。
撮影:わたなべいたる
http://bit.ly/a4UmK3
どれもが力作だったが、特に目を引いたのが遠藤大樹くんの「白い村」と題する作品。会場を入ってすぐ左側の壁にドーンと展示してあった。疾走してくるクルマのスピード感を、ゆがんだ情景によって表現した、才能なくしてはつくりえない大傑作である。
その遠藤くんが、先日ぼくのところで補講を受けているときのこと、隣に座っていた中田あゆみさんが唐突にキャーッと悲鳴をあげた。
「お!なにかスケベなことでもやらかしたのか!」
と、とっさにそう思ったが、そうではなかった。なんと彼は突然出現した蜘蛛をひょいと指先でつまみ、ぽいとゴミ箱へ捨ててしまったのだ。そのはやわざに一同びっくり。しかし当人はケロリとしていた。
あとで聞いて納得したが、遠藤くんはひたちなか市に自分の畑を持っている。ほんの15~6坪ほどの小さな畑だそうだが、そこにナスにジャガイモ、ミョウガに小松菜、ビワにサクランボ、ゆずにレモン、アンズに山椒まで、いろんな作物を栽培しているのだそうだ。どうりでね、虫なんてへっちゃらなわけだ。
「じゃあ野良仕事をしているときの写真でも送ってよ…」
ってことで、送ってもらったのが下の写真。
「白い村」の作者が鍬(くわ)をふるっている。
——–いろんなキャラがいるよなぁ~。
2010年11月14日