港が見えてきた

 最近表紙をチェンジした。
 当サイト、表紙ページの写真をいま制作中の馬具店へ差し替えることによって、この仕事の依頼主に対して、ちゃんとやってまっせ、というメッセージを伝えられると考えた。そしたらである。チェンジしてから一週間がたったころ、とつぜんドヒャッとドルが振り込まれた。これ本当のはなし。
 それはいいんだが、依頼主は、表紙の写真を見ただけでは、どんな作品なのか、いまいちハッキリわからなかったのではないか、わざとそんな写真を使ってあるからだ。あんまりわかりすぎると、ここをもうちょっとこうしてほしい、などと、つい言いたくなるものである。そういうことを言われるのは大っきらいだ。なので途中段階での写真は、客にはできるだけ見せないようにしている。
 しかし今回の依頼主はアメリカ人、日本語ページまではまず見ないだろうと考えて、全体がわかるような写真を下 に一枚掲載することにした。
 これなら一目瞭然だと思う。
 —-現在馬具店はこんなふうになっている。
 思えばこの仕事、最初はわからないことだらけ。お先真っ暗な船出だった。それがいま、明るい海原をゆうゆうと、終着港の岸壁もいつの間にか見えてきた。

盗っ人リバーの馬具店


2009年10月9日