てっちゃんの聖地へ

 先週の土曜日、自他共に認めるてっちゃんである勝ち組のしんちゃんと、われわれ渋谷クラフト倶楽部のめんめん19名が、なにやら神聖な磁力に引っ張られるようにして、てっちゃんたちの聖地、大宮の鉄道博物館を訪れた。
 この日しんちゃんは、われわれのために鉄道と機関車についてのウンチクを熱く語ってくれた。ところがうちの倶楽部にはごらんのように女性も多く(下の写真)彼女らの場合は、鉄分が発散する磁力みたいなものには、もとよりそんなに強くは引っぱられない。むしろこのときは、このあと向かう予定だった赤羽の、アルコール性飲食店が発散する磁力のほうに、はやくも心が引っぱられていた状態ではなかったのか。
 それでも——
 「ここにはなにが入っているの?」
 蒸気機関車のテンダーを指さしながら、そういった真面目な質問が飛びだしたり、「おお、茶色だ!」などと旧型国電に声をあげたりしながらも、午後4時まで、鉄道と機関車について学び、同時にしんちゃんや、その他たくさんのてっちゃんたちの情熱の一端をも垣間見ることができた、まことに貴重なひとときであった。
 しんちゃん、ありがとう!

しんちゃん(中央)
彼の左側には女性が6人固まっている
撮影:やましたひろし


2009年9月25日