下の写真は先週三越で開催された「ざ・てわざ展」ギャラリートークのようす。
左から五番目がぼく。ぼく以外の方々は全員美大出身の有名画家の先生たち。自慢じゃないが、ぼくはむかし東京芸大を受験して落ちた経験がある。その後ずっとしがない商売をやっていて、やがて商売にも失敗し、ダブルハコテンを食らった身。仕方なく48歳になってもう一度「画家のようなもの」を目指すが、これはあまりの悪手にあきれ果て一発逆転ヤケクソで国士無双を狙ったようなもの。それが60歳になった今、こうして芸大出身の先生方と一緒に並んですわっていることに感無量。
ニッパチの2月で未曾有の大不況。しかも百貨店の大苦戦が伝えられているさ中での本展は大成功を収め、連日予想をはるかに上回る来客があった。ある数百万円の絵に対し複数の購入希望者があらわれ結局抽選になったという信じられない現象もあったと聞く。
—–ご来場いただいたみなさまに御礼を申し上げます。
2009年2月25日