1996年に制作した「セーヌ・フルール」(花屋)というアートインボックス作品が、気にいらず困っていた。肝心の花がみすぼらしく全体にゴチャっとした印象だったからだ。そこで先日、いまやっている宇都宮展にあわせて、思い切って手直しすることに。まず店内部を大幅に拡張し、室内の照明を増やし、花を取り替え、フレームを大きくした。どれも長いこと念願していた改装だったが、やっと手をつけることができた。気に入っていないことの元凶、基本構造まではいじれなかったが、それでもだいぶんスッキリした。これにあわせて、アートインボックスセクションに掲載されていた以前の写真も、すべて新しいものにチェンジを完了。
実はこのリフォームのために、うちの倶楽部のふるはしいさこさん、田島なぎささんには、たくさんの、すばらしい花々をつくっていただいた。ところが実際の作業にかかったところ、それらが作品にフィットせず(というよりは、花はできるだけ少ないほうがいいように思えて)使えなかった。おふたりには改めてお詫びを申し上げます。そのうち必ず別の作品で使いますので、どうかお許しください。
リフォーム完了のあと、作品はただちに宇都宮展会場へと運び現在展示中。
宇都宮展は、ギャラリー悠日にて9月17日までやってます。
会場URL:http://www.yujitsu.com/
2008年9月8日