たまに発売されるコミック誌に「モーニング・two」(講談社発行)というのがあるらしい。そこに「ビアティチュード」という題名の、実録トキワ荘物語とでもいうべきマンガ・ストーリー(作・やまだないと)が連載されている。といっても、トキワ荘はトキオ荘に、そこに暮らす漫画家たちの名前は花森ショータローであったり寺山ヒロオ、あるいはフジノ・フジオだったりといった風に少しずつズレているのだが、それ以外はいまのところほぼ伝説にのっとった物語が進行しているようだ。そしてこのマンガに登場するトキオ荘は、芳賀製トキワ荘をモデルにして描かれているという。なるほど見たら、そのまんま・芳賀製だった。
先年の暮れ、この雑誌の編集者から連絡があり、80分の1サイズのトキワ荘を一日貸してほしいといわれ、そのときはじめてそんなマンガがあることを知った。しばらく連載がつづくので、ついてはぼくのトキワ荘を一日だけ借りて、いろいろな角度からじっくりと写真に撮って、マンガの原稿に生かしたいというのだ。
というわけで先週、文京区音羽の講談社まで、トキワ荘一台をお届けに参上し、その雑誌「モーニング・two」の最新号(創刊第2号)を、一冊いただいて帰ってきた。下がその雑誌だ。「ビアティチュード」のページをバッチリ写したので、いかにも芳賀製っぽいトキワ荘が描かれているのがわかるだろう。
トキワ荘ファンにはオススメ!!
ケチらずに買って読むべし!
2007年2月9日