伊豆新聞

以前お伝えした伊豆の「ドールガーデン」だが、(11月2日付けトークス参照)先日「伊豆新聞」が、なかなかよい記事にしてくれた。拙展をもう一回宣伝する意味で、下に紹介することにした。
――以下新聞記事より。

「立体絵画の企画展」
 建造物と同質素材を画材に
 伊豆高原ドールガーデン

 伊東市八幡野の伊豆高原ドールガーデンで来年4月30日まで、東京都北区中里にアトリエを構える立体画家の芳賀一洋さん(56)の「セピア色の風景-立体絵画の世界」が開かれている。
 芳賀さんの立体絵画は、絵の具のかわりに木版や金属、布など現実の建造物とほぼ同質の素材を画材として使い、壁や窓枠などを半立体的に作りこむ表現形式で、どこか懐かしく、憂いを漂わせた風景を描いている。
 今回の作品展には額の中に1930年から40年代のフランス・パリの街角の風景を封じ込めた立体絵画5点と、昭和初期に長野県軽井沢町にあった「軽石興業」の建物や周囲の情景を表現した立体作品1点が並ぶ。
 芳賀さんは1996年から作家活動を開始。97年には栃木県真岡市からの依頼で「昭和初期の真岡駅」を、2001年には宮城県石巻市の依頼でマンガ・アパート「トキワ荘」を、今年は東京銀座の老舗文具店「伊東屋」の依頼で創業時(明治37年)のミニチュアを制作している。
 芳賀さんは「よく、『こういうものは生まれて初めて見ました』と言われます。めずらしく面白い作品ですから、ぜひこの機会に見てもらいたい」と話す。
 問い合わせは同美術館「電0465(22)4604」へ。
――以上、伊豆新聞-2004年11月7日付より。

 私の記事が「秋竜山」のマンガの隣だったのが気に入った。こういうものは生まれて初めて見ました‥のフレーズは、インタビューの最中に記者から「作家からお客様へのメッセージを文末に掲載したいのですが‥」と言われ、そのときは即答できず、一晩考えてから翌朝ファックスで送ったものだ。
 なお文中、計6点を展示しているように書かれているが、現在は計10点が展示されているはずである。

伊豆新聞
2004年11月7日付より


2004年11月29日