Get back, SUB!

 1970年代の初頭、わずか6号で日本の雑誌史上に燦然と輝く
伝説の名雑誌「SUB」をルポルタージュすべく、
元編集長・小島素治氏の行方を追いかけていた本誌は、
小島氏の旧友・芳賀一洋氏から、小島氏が01年に京都で逮捕・拘留され、
無罪を主張し二審まで争うも敗訴、
しかも拘留所で癌告知を受け、現在入院中であることを告げられる。
逮捕理由は一切不明のまま、03年9月11日、
大阪京橋の明生病院302号室にて、ついに小島氏との面会が叶う。
インタビューは「SUB」の前身「ぶっく・れびゅう」の創刊前夜までさかのぼり、
いよいよ「SUB」創刊の経緯にさしかかっていく―――。

 このコーナーではもうおなじみの小島素治氏――氏については2003年11月19日付トークス等を参照のこと――に関しての記述満載のクイック・ジャパン誌・53号(大田出版・刊)が、先日発売された。上がそのキャッチコピーだが、今回で連載三回目である。だんだんとマニアックな内容になってゆき、どれだけの読者がついてゆけるのかと、ちょっと心配になるが、相変わらず熱のこもった記事に仕上がっている。
―――是非お読みになってください。

「クイック・ジャパン誌・第53号」


2004年3月22日