「水曜グループ再開のこと」

  月1回水曜日に開催される「水曜グルーブ」というクラスで、2019年より、「ペンギン兵が立つ酒場」という作品をつくっていたが、コロナ禍になってから以降、一回も開催されていない。
  つくりかけとなってしまった作品は梱包し、倉庫にしまい、2年と6ヶ月、一度も目にしていなかった。ところが昨今、コロナが一段落したこともあって、そろそろこのクラスを再開してほしいという声があり、先週ひさしぶりに作品の梱包をほどいた。
  (下の写真)。
  すると、思っていたよりも遥かによく出来ていたのでおどろいた。自分で言うのもなんだが、斬新で、且つユニークな作品である。俄然やる気が出てしまい、思わず2〜3日、ムダにいじくり回してしまった。
  実は本作をつくるのは今回で2度目である。1度目は10年以上前、ある方からの依頼で制作したのだが、つくるのが非常に難しい作品だった。まずペンギンの絵がむずかしく、壁の造形がむずかしい。加えてドアなどの建具がすべて金属製であり、金属加工の技術がいる。等々。普通のドールハウス技法ではちょっと太刀打ちできないような作品だった。
  なんでそんな難解な作品を、わざわざこのグループの課題作に選んだのかというと、スタート時点での参加者8名のレベルがあまりにも高かったからである。8名全員がドールハウス界のスターであり、作品写真集を出版しているような方々だった。そんな方々を相手にヤワな作品のつくり方など説明できない。
  で、結局、再開スタートは、2022年10月19日午前11時から@はがスタジオと決まったが、それら8名いたスター生徒たちは2年と6ヶ月のあいだに徐々に去ってしまい、残ったスター3名での、かなりスカスカムードでの再出発となる。
  そういう訳で、ぼくのホームページに「満席につき見学できません」とあるのは間違い。当日はゆっくり見学できますので、希望者がいらっしゃればお申し出ください。見学無料です。

「ペンギン兵が立つ酒場」(未完成作品1/12)。
本文中「ある方からの依頼で…」とあるが、その方とは、むかし銀座にあったペンギングッズの専門店「ペンギンギャラリー」のオーナーM氏である。M氏からは現在別のペンギン作品も頼まれていて、そっちの作品も鋭意製作中である。従ってわたしのスタジオはいま、右を向いても左を見ても、ペンギン、アンド、ペンギン、なのだ。