「ご来場をありがとう!」

    第24回ドールハウスミニチュアショウは無事終了いたしました。
    ご来場いただいたみなさんに御礼を申し上げます。
    終わってみれば大盛況だったが、はじめは非常に心配していた。コロナがジワジワと増加していたし、ショウ当日が参院選の投票日、加えて安倍元総理が射殺されるなど世間が騒然としていたからだ。国民全体がテレビに釘付けになっているとき、のん気にドールハウス見物などに出かけるものだろうかとかと心配だった。しかしそれは杞憂に過ぎなかった。オープンと同時にドッとなだれ込んで来た客が、駆け足でお目当てのディーラーに殺到し、アッというまに会場は客であふれた。
    ところが、どういうわけか、Hagaのブースにだけは、まったく客が寄り付かず、我々だけが惨憺たる状況だった。(下の写真)。
    会場の入り口付近に、今回われわれは、10坪ほどのブースを設け、まとめて作品を展示していたのだが、オープンから一時間たっても客が入ってこないのだ。ところがである。あまりの不入りに絶望し、昼休憩に出かけてヤケビールを煽ってからふたたびまた会場に戻ると、なぜかわたしのブースも人であふれていた。ひとつの作品に何人もの客がかじりつき、黒山の人だかりである。写真集もけっこう売れてしまい、駒込まで、追加分を取りに戻るという事態にまで至った。
    あとで知ったが「先行入場券」という高額チケットがあって、最初の2時間までは、(すなわち初日の午後2時までは)、このチケットを持っている者のみが入場できる。つまり買うモノが決まっている客がスペシャルチケットを買い、一刻もはやくブツを買おうと駆け出して入場し、お気に入りのディーラーに一直線で駆け込む。そしてジャンジャン買いまくるのだ。このようなコアな人たちは買うことに夢中でHagaブースへは見に来ない。
    やがて午後の2時になって——–そのころはちょうど小生が昼ビールを飲んでいる最中だったが——–やっと普通のチケットを持った一般の方々が入場を開始した。するとたちまちわたしのブースは客でいっぱいになり、それ以降2日目の閉場時間に至るまで、概ね混みつづけた。
  主催者によると、過去最高だったのは、コロナ前に開催された第21回大会(?)で、このときの入場者数は約3500名だった。今回はそれに次ぐ成績で、約3000名の入場者があったそうだ。

当日会場で「ブーランジェリー制作教室」への参加を表明された方々へは、後日、必ずこちらからご連絡いたしますので、しばらくお待ちください。