「消防署をつくる」

 朝起きると、ぼくの机の上にミクロコスモスという会社が発行している表題の本が置いてあった。なんじゃらほいと手にとって開けてみたら、模型の消防署のつくりかたを説明したマニュアル本だった。それならアタマに「1/80」をくっつけて「1/80消防署をつくる」としたらもっとよかったのに、な〜んて思った。
 さてその中身だが、全編ヘビがのたうったような愚生のハンドライティングのオンパレードである。ぐじゃぐじゃダラダラと180ページにわたって、非常にボロい消防署の制作技法が述べてある。世にも稀な珍本だ。ヘタクソな字に加えてヘタウマ(?)な図が少なくとも100枚は掲載され、写真も50枚以上載っている。これからつくろうってひとにとっては良い手引きとなるであろう。
 こんなヘンな本がたったの5000円(消費税込/送料別)で手に入るという。朗報である。購入希望者はただちに連絡をください。何冊あるのか知りませんが、早い者勝ちです。

ぼくの教室で「孤独の世界」(1/80)という作品ををつくったことのあるひとならば十分に内容が理解できるはずです。A5判、全180ページ、オールカラー、(と言っても文字ページは原稿の汚れがそのままカラーで表現されているだけのことですが‥。)