ひさしぶりのヤンさん

 去年の6月以来ほぼ一年ぶりに台湾から楊(ヤン)さんが習いにきている。今回は5/28日に来日し6/25日まで滞在するという。日本滞在中は一泊2500円の、鶯谷の安宿に連泊し、部屋で自炊し、手弁当持参で、毎朝ぼくのスタジオに顔を出す。そして9時か9時半ごろに作業をはじめて、どこへも外出せず夕方までもくもくと作業をつづけ、午後の8時か9時ごろ、そのころにはもうぼくは自宅に引き上げてしまっているので、彼女が勝手に作業場の電気を落とし、鍵をかけて、安宿へともどる。
 そんなにまでして、去年から、熱心に彼女がつくりつづけている作品は「ブーランジェリー」(1/12)。いつも来日初日に1日だけ、つくりかたの詳細をやって見せて、そのあとは彼女が自習の連続によってその通りにつくり、完成を目指すというパターンだ。しかし言葉が通じないわれわれはほとんどしゃべることがなく、それがわたしにとって何よりの好都合だ。ヤンさんが横にいることがまったく気にならない。
 15日からのドールハウスショウは絶対に見に行くそうなので、見かけたらぜひ声をかけてください。少しの日本語ならしゃべりますので。

右奥がヤンさん。
ほかのふたりの自習者と共に。

2019年6月4日